江古田鐵道 DCC&HOのブログ

DCCとHOゲージのブログです 車両は旧国鉄中心です

トラブル発生 BXP88動作せず

BXP88 問題なく動作していたレイアウトが突然おかしくなりました。 トラブルは2月末頃発生しました。 最初に気付いたのは、BXP88のBoardID=2が突然OPS Red LED とZONE Green LEDが交互に点滅し、全く動作しなくなりました。BoardID=3も同様に動作しません。…

自動運転 6列車の自動運転(4)Message

前回TimeTableについて掲載しました。 TimeTableが起動すると、指定された時刻に各Scheduleが起動します。それによってMainのSwitchboard上に車両の現在位置(Block)がハイライトされ、進行する二つ先のBlockまで薄くハイライトされ線路も黒黄のトラ柄に変わ…

自動運転 6列車の自動運転(3)仕組み(TimeTable)

自動運転の仕組みはどのようになっているのでしょうか? 基本的にはPCのソフトウェアであるTrainContlloler(最新バージョンはVer.10ですが、使用しているのはVer.9です)がコントロールしています。 TrainContllolerには、TimeTableとSchedulesという機能が…

自動運転 6列車の自動運転(2)システム

前回のYouTubeをご覧いただけましたでしょうか? 今回は自動運転がどのような仕組みで実現されているか見てみます。 自動運転はDCCシステムとソフトウエアで実現しています。 DCCシステムは私の場合、米国Digitrax社の製品を使っています。 約20年前にDCCを…

自動運転 6列車の自動運転(1)

久しぶりにブログを書いています。 皆さんに自動運転をどのように実現するか順序だてて説明するつもりでした。しかし、多くの方に興味を持っていただくためには実際の自動運転をビデオで見ていただくのが早いと考え直し実際のビデオを作ってみました。 現在…

CV値の考察(6)動力性能・走行性能(2)試験用線路

CV値の考察を書き始めて、実際の映像がないと実際の動作がわかりにくいと思い、試験用の線路を考えてみました。 今回設置した試験用線路は手持ちのKATOユニトラックのR730、S246FとS369を組み合わせた楕円形のループ線です。全長は5816.73mmになります。 DCC…

CV値の考察(5)動力性能・走行性能(2)ステップ数と実際の速度(2)

前回DZ125で試験するとどうもDZ125の動作がおかしいと思うようになり、DigitraxのHPを見ているうちに、DZ125がディスコンになっていることがわかりました。何か原因があるのだろうと思い、さらに試験をしてみることにしました。 まずDZ125のCV#5(V high)を…

CV値の考察(4)動力性能・走行性能(2)ステップ数と実際の速度(1)

動力性能・走行性能関係のCV値を調べているうちに、車両の走行速度を実際に計測してみる必要性に迫られました。同一メーカの同一シリーズの車両に同一メーカの同一Decoderを搭載しDefault値で運転しても明らかに動作が異なることです。 実際に天賞堂プラスチ…

CV値の考察(3)動力性能・走行性能(1) CV#29 Bit 4 ”Speed Table”、CV#2、CV#5、CV#6、CV#25、CV#66~CV#95

多くのマニュアルでは、CV値についてCV#1から順番に説明しています。しかし、ユーザーから見るとどの機能を使うか、どの機能を変更するか、が重要でそのためにどのCVを変更する必要があるか、を知りたいはずです。そこで、このブログでは機能別に調べた結果…

CV値の考察(2):CV#1(Primary Address)、CV#29(Configuration Data #1)

CV値の考察(1)でアドレスの話をしました。CV1はNMRAの規定で必須4項目の一つで、全てのDecoderに必須のCVになっています。全てのDecoderはDefault(初期値)でCV#1(Primary Address)を使用するように設定されており、CV1のDefaultは"3"に設定されている…

CV値の考察(1)概説

一昨年までDecoderはDigitraxと天賞堂のQSIが中心で一部Lenzを使ってきましたが、最近はLokSound5やNGDCCも使い始めました。そんな中で、各社のDecoderのCV値が会社、機種によってかなり異なっていることに気づきました。そこでCVについて調べたことを掲載し…

扉開閉灯の設置

前回、583系にESU、LokSound5、NGDCCのDF19x4bpの設置について掲載しました。 DF19x4bpのFunctionが2つ余っていたので、扉開閉灯の設置を思い立ち、485系の先頭車両1両に扉開閉灯を設置しました。 TOMIXの583系には赤色のプラスチックを差し込む形で扉開閉灯…

TOMIX 583系をDCC化

2004年に購入し眠ったままになっていたTOMIX HO-019 583系のDCC化をしました。 これまで自分でDCC化したのはTOMIXの485系やED58等で、DecoderはDigitraxが主で走行系中心でした。サウンドを自分で組み込んだことは有りませんでした。 その後は主に天賞堂のQu…

ポイント通過時ショートが発生

レイアウトが一応完成し自動運転も始めたら、ポイント通過時ショートが発生し時々停止が発生。TOMIXの485系はヤードではポイント通過の度に停止するので調査を開始したら、ポイント通過時、M車の通過時ショートが発生しスパークすることもあることを確認。調…

新しいレイアウトが一応完成しました

昨年来制作してきた新しいレイアウトが一応完成しました。 図-1 TrainControllerのSwitchboard 画面上部の4線は従来のレイアウトに設置したヤード線です。その下の複線の待避線は新たしく作った上層部分になります。 図-2 レイアウト 上層部分(SCARM) レ…

Litchfield Stationから荷物が届きました

現在レイアウトの改造中ですが、不足するDCC製品を米国通販サイトLitchifield Stationに注文したものが昨日到着しました。 ご存じの通り、KATOがDigitrax商品を取り扱っていますが、扱っている商品は15年以上変わっておらず実質的に扱っていないのと同じです…

レイアウトの改造

現行のレイアウトを大幅改造する準備を進めています。 路盤の整備を進めていますが部材の準備が済み、実際の路盤整備を始めています。 現行レイアウトは下図の通り複線のループと島式ホーム2面、車両試験・設置用 の分岐線で構成されています。このレイアウ…

Schedule、Dispatcherの作成(3) 衝突防止の仕組み

動画を見ていただくと、列車が自動的に停車し衝突を防いでいるのがごらんになれたと思います。なぜPCで自動運転すると衝突しないのでしょうか? 基本的な仕組みは実際の列車と同じ仕組みを使っています。実際の列車では「閉そく区間」という考えで作られてい…

Schedule、Dispatcherの作成(2)

今回は前回に引き続き残り二つのScheduleを解説します。 まずSchedule "ISM to ISM"です。4両編成の485系100型が内周をBlock "ISM" を出発しBlock "IE" "IN" "IW" を通過し、出発Blockの "ISM" に戻り停止します。 図 Schedule "ISMtoISM" 3番目のScheduleは…

Schedule、Dispatcherの作成(1)

前回はBlockの話を主にしましたが、今回はPCで自動運転するための基本であるSchedule、Dispatcherについて記します。 まず、Schedule、Dispatcherを作成する前に、作成の前提となるTrainController起動時のSwitch Boardの状況を下図に示します。 図の上部(…

やっと全ての問題が解決しました

前回投稿後いろいろな問題がありましたが、最後まで解決できなかった問題はBlockの一つが常時在圏信号を出していることでした。このBlockは故障が発生していたBDL168を使っていたためBXP88の追加購入を検討していました。ところがある時接続していた隣接のポ…

所有しているDCC機器

前々回、トラブルについて記しました。その後、米国のDCC関連商品の通販サイト、Litchfield StationにDigitraxのEVOD Evolution Advanced 5A/8A Duplex Starter Set とBXP88 LocoNet Occupancy Detector, 8 Detection Sections with Transponding and Power …

キハ58系急行列車の併結、分割をDCCで再現

HOゲージ キハ58系 併結、分割 天賞堂のキハ58系を使って、昭和40年代によくみられたディーゼル急行の併結、分割をDCCで再現しました。 キハ58(M車)はDCC対応ですがキハ28はデコーダーを積んでいないため、前照灯と尾灯の点灯が切り替わりませんが、アンカ…

トラブル続発

前回5月10日に書いて以降、トラブル続発でブログの更新どころではない状況でした。 まず故障したのがDCS100コマンドステーションです。DCSのLED表示は正常ですがDT400スーパースロットルを接続しても何も表示されません。どうもLOCONETが正常に作動してい…

DCCをPCで制御し、試運転中です

https://youtu.be/aWJ_8jj2_TU DCCをPCで制御し、Quantum搭載機D51とDD51で試運転中です。 画像 1 PCの配置とTrainControllerの画像です PCは古いXPのDynabookです。XP機はセキュリティの問題がありますが、このPCではWiFiの電源を物理スイッチで独立に切る…

試運転を始めました

線路の敷設を終わり、配線も終わりました。PCとの接続も順調でTrainController(Ver.9)を使った試運転も始めました。 画像 1 DCC機器との接続状況(DCS50Kとその電源は使っていません) DB150のLOCONETコネクターBに接続している白いケーブルが隣室のPCに接続…

配線の終了と所有しているDCC機器

配線を終了しました。 配線は土台の裏にクリップを設置して行いました。 配線はBDL168かDB150に繋ぎ込むため、一カ所に引き出す必要があります。画像 2にコードが乱雑に置かれていますが、この後きれいに整理して繋ぎ込みます。 画像1 土台裏配線の状況 DCC…

線路の敷設が終わりました

4月21日にやっと線路の敷設が終わりました。 試験運転の為、暫定的にフィーダーを延長コードと分岐コネクターで接続しています。 最終的なレイアウトは画像1の通りです。 灰色の部分が土台で、基本は長さ900mm、幅は450mm又は300mmで床面からの高さは約4…

レイアウトの検討(5) レールの整備(2) 試験走行

レールの清掃・整備を行った部分から試験走行をしています。試験走行には天賞堂のQuantum搭載機DD-51を使っています。Quantum搭載機だとエンジン音等の音が常時出ていますので、他の作業を行っていても音が止まったことで異常を容易に検知できます。また、DC…

レイアウトの検討(4) レールの整備(1)

新品のレールであれば即設置しても全く問題ありませんが、10年以上も設置されていた線路では十分に清掃しなければ後で大変なことになります。新品のカント付きのレールは、デジタルテスターで測定してもせいぜい0.1Ω以下で通常は0Ωです。ところが古いレール…