江古田鐵道 DCC&HOのブログ

DCCとHOゲージのブログです 車両は旧国鉄中心です

やっと全ての問題が解決しました

前回投稿後いろいろな問題がありましたが、最後まで解決できなかった問題はBlockの一つが常時在圏信号を出していることでした。このBlockは故障が発生していたBDL168を使っていたためBXP88の追加購入を検討していました。ところがある時接続していた隣接のポイントとの絶縁ジョイナーを外したところ在圏信号が消灯しました。電源を切り線路間の抵抗を測定してみたところ、このBlockのみ抵抗値が低下しているのを発見しました。絶縁ジョイナーを新しいものと取り替えたところ、問題が解消しました。BDL168、BXP88の取説に在圏信号の検出はセンシティブなので注意するように書かれていましたが、まさしくセンシティブでした。この問題はPCのTrain Windowから操作している分には影響ありませんがSchedule (Despacher)  Windowから自動運転する際に問題が発生していました。列車は自動で出発するのですが、このBlockを過ぎた後一旦停止しまた発車する状況になっていました。このBlockが常時在圏状況になっているためその先のBlockを指定できず(他の列車が在圏していると誤認する)一旦停止していたのだと思います。

この問題が解決したので、3つのSchedulesを順番に起動して正常に動作することを確認しています。

現在のPC画面を下図に示します。

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PC画面 PRTSCをコピーしました

現在PCは古いDynabook AX/840LS をWindoes XPで使用しています。Windoes XPのサポートが切れているため、セキュリティー上ネットへの接続はWiFiを物理スイッチで切断しています。

上の画面の左側がPCのスクリーンです。15.4インチの画面で下部の黒帯部分は画面の外です。PCにはTrain Controllerの起動画面が表示されています。通常起動画面にはSwitch Boardが表示されますが、21.5インチモニタを接続しているのでSwitch Boardは左側のPCモニターに表示しています。

PCのスクリーンには上部にTrain Windowを下部にEngine + tarin Window、右下にInspector Windowを表示しています。Train Windowは主にPC画面上から個別の列車を運転するのに使用します。Train Windowの下部にあるのは、ライトのON/OFFや汽笛等のFunctionが並んでいます。Schedule Windowで自動運転しているときにも速度や信号が表示されます。Engines + Trains Windowには速度や在圏Block等が表示されます。Inspector Windowはその時々に応じた最適の内容が表示されます。この画面ではSchedule Windowで"OSS2 to OSM via IN"を選択したためInspector Windowには"OSS2 to OSM via IN"の内容が表示されています。

一方、PCモニターにはSchedulesのSwitch Windowとその裏に通常のSwitch Windowが表示されています。下部にはMessages Windowが表示されたいます。Messages Windowは通常気にすることはありませんが、何かトラブルがあったとき有用です。

3つのSchedulesを順番で動かしましたが、この時の通常のSwitch Windowを次に記載します。


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           Operation ModeのSwitch Board

 

Operation Modeでは、在圏しているBlockが赤で表示されそこに列車名が表示されます。Edit ModeではBlock名が表示されます。Block名は自由に設定できますが、私は外周にOuter、内周にInner、後は東西南北、通過線にmain、待避線にSub、同一方向にBlockがある場合は1,2を付け、OSM、OSS1等とつけています。

 

参考のため、SCARMで作成したレイアウト図にBlock名を入れたものを下図に示します。北内側にもう一本レールがありますが、DCCデコーダーのプログラムを行う部分と、試験走行のために使っています。したがってTrainControllerではこの部分を省略しています。

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列車名はいろいろですが、キハ58系は冷房改造車と非冷房車で区別し485系は初期型とひばり100(485系100型)と適当につけています。線路長の関係で初期型は6両編成、100形は4両編成と当時にはあり得ない編成になっています。実は双方とも当時の標準である10両編成の車両を持っていますが、現実には最大でも8両編成がギリギリです。

今回は外周にキハ58系の冷房改造車2両編成、同じくキハ58系の非冷房車2両編成、内周に485系初期型6両編成、485系100型4両編成が駅に停車している状況から、485系100型が東方向に内周を進み、キハ58系冷房改造車が西方向に外周を出発します。キハ58系冷房改造車は北側線路に入ると外周から内周に入りBlock "IN"で10秒停車しその後外周に戻り南側の通過線に入り停車します。南側通過線に現在停車しているキハ58系非冷房車2両編成は、キハ58系冷房改造車が出発した後冷房車改造車を追う形で西方向に出発します。何もしなければ、Block "IN"で485系100型とキハ58系冷房改造車と正面衝突またはポイントが切り替わっていればBlock "OW2" "OW1"で正面衝突する可能性があります。一方キハ58系非冷房車はキハ58系冷房改造車に追突する可能性があります。TrainControllerのSchedule(Deispatcher)を使うと、自動的に正面衝突や追突を避けるようコントロールされます。

次回はSchedule(Dispatcher)の設定と実際の動作を説明します。