江古田鐵道 DCC&HOのブログ

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自動運転 6列車の自動運転(4)Message

前回TimeTableについて掲載しました。

TimeTableが起動すると、指定された時刻に各Scheduleが起動します。それによってMainのSwitchboard上に車両の現在位置(Block)がハイライトされ、進行する二つ先のBlockまで薄くハイライトされ線路も黒黄のトラ柄に変わります。

上図は前回のTimeTableの15:08過ぎのSwitchboardです。

Schedule "キハ YSS to OSS 0Sec delay"が既に起動してBlock "YW2" に在圏しています。これから向かうBlock"YN"、その先のBlock"OW2"が薄くハイライトされ、それらのBlockを繋ぐ線路が黒黄のトラ柄に変わっています。ポイントもトラ柄に変わっています。

同時刻のSchedule "Hokutosei ISM to YSM w/c 20Sec delay"は15:08:20に起動するように設定しているため未だ起動していないか、起動してもまだBlock"ISM"内に在圏しているため、Block"ISM"がハイライトされ、Block"IE1"とBlock"IE2"が薄くハイライトされ、それらのBlockを繋ぐ線路が黒黄のトラ柄に変わっています。

このようにSwitchboardを見ていればどの列車がどのBlockに在圏し、どの方向に走行するかわかります。

しかし、何かトラブルが発生した際にはSwitchboardではわかりません。その時に役立つのが "Message Window" です。

 

このMessageは14:30からになっています。30分ごとに同じTimeTableが起動していますので、前回のTimeTableの30分前ですので、このMessageのTimeに30分足していただくとTimeTableの時刻と合います。

Messageの中に黄色の△に!が記されているのが8か所ありますが、他のESU Decoder搭載列車では出ておらず、原因不明ですので無視してください。Messageを見ると各ScheduleのStartとTerminaite(終了)の時刻がわかります。また、TimeTableに記載のないScheduleがいくつかあることに気が付きます。例えば、最下部から4段上14:40:00の欄に "Engine '9600 W/FC' started by Schedule '9600 Y1W to YE1 W/C' in Block `Y1W' "というメッセージがあります。前回のTimeTableで14:40に30分足した15:10に "9600 Y1W to YE1 W/C"があります。Messageで同時刻にTimeTable通りに起動していることがわかります。そしてMessageの14:41:56にこのScheduleが終了したことがわかります。終了と同一時刻にMessage上では "Engine '9600 W/FC' started by Schedule '9600 YE1 to YSS'  in Block 'YE1' "が記録されていますが、TimeTable上にはこのスケジュールは記載されていません。これは、Schedule " 9600 Y1W to YE1 w/c" にこのスケジュールの終了後に自動的に起動するスケジュールとして "9600 YE1 to YSS" が設定されているためです。Schedule名の中に "w/c" とあるのは、スケジュール終了後自動的に起動するスケジュールがあることを示しています。

また、14:32:47に" Scheduled wait for Engine 'キハ58 621' in block 'YN' of Schedule 'ISS1 to ISS2 via YN' "のメッセージがあります。これは Schedule "ISS1 to ISS2 via YN"に 「Block"YN"に入ったら停車して60秒待つように」に設定してあるからです。14:32:47に " Scheduled wait ended ・・" とありますが、この時点で60秒過ぎたので再び走行し始めることを表しています。

このようにScheduleには各種の設定が可能で、単純にTimeTableを見ただけではわからにことがあります。

また前回書いた通り、TimeTableでは各Schduleの起動時間が記されています。Messageを見るとScheduleの終了時刻もわかります。

今回のMessageではすべてのScheduleが正常に起動・終了していますが、トラブルが発生すると赤の×印でメッセージが表示されます。

Message Windowの常備に虫眼鏡マークがあります。これを押すと、PCとCommand Station間でやり取りしたすべての項目が表示されます。(どのBlockをReserveした、どのRoute をReserveした、どのポイントを切り替えた、等PCから指示した詳細や、逆にCommand Stationからどのブロックにどの列車が侵入(在圏)したか等々、詳細なメッセージの送受がわかります。トラブル発生時この詳細メッセージが原因究明に役立ちます。