江古田鐵道 DCC&HOのブログ

DCCとHOゲージのブログです 車両は旧国鉄中心です

自動運転 6列車の自動運転(2)システム

前回のYouTubeをご覧いただけましたでしょうか?

今回は自動運転がどのような仕組みで実現されているか見てみます。

自動運転はDCCシステムとソフトウエアで実現しています。

DCCシステムは私の場合、米国Digitrax社の製品を使っています。

約20年前にDCCを始めたころ、KATOがDigitraxの代理店?になっていて、Digitrax社のZEP ZephyrをKATOがD-101の商品名で販売していました。商品のパネルを日本語のパネルに変更してあり、日本語の取説もついていました。私もいまだに試験運転等で使っています。D-101はDCのコントローラと類似の外見で、入門機として販売されていました。またその上の上位機種として、Command Station(DCS100)とThrottle(DT400)及びUniversal Panel(UP5) をセットにしたスーパーチーフがKATOから販売されていました。数年前まではホビセン東京のHPにDCCのページがありこれらの商品の紹介もありました。残念ながら現在のホビセンのHPにDCCのページはありません。

余談ですが、運動不足解消と称して、先日ホビセン東京まで歩いてみました。これまでは車で行っていましたが、徒歩の最短ルートで歩いてみたら2.5Km程度で30分強でつきました。店員さんとDCCの話をしたら、「KATOとしてはDCCを継続する予定で、D-101の後継機種としてDigitraxのDCS52 Zephyr ExpressをKATOブランドで出すことになっているがまだ出せていない。」と話していました。ただ、「DCCの分野ではESUが伸びており、悩ましい」とも話していました。店内を見ていたら、KATOの通販にも既に出ていないEF510のDCCサウンド付きがウインドウにあり聞いてみたら展示品しかないが販売可能とのことでつい手が出てしまいました。帰宅してCV#8を見たらESUのDecoderが搭載されていることがわかりました。Decoderの詳細、特に音源がわかれば掲載します。

余談が長くなりましたが、私は現在もDCCシステムはDigitraxを使っています。Decoderは米国のNMRA標準に準拠していればどこの製品でも動作しますが、Command Station, Booster, Occupancy Detector等を接続するLocoNetはDigitraxの独自規格で他社製品と混用することはできません。(実験していませんが、物理インタフェースも異なっており多分無理だと思います。)

国産のDCCシステムは、DesktopStationさん、zスケールを製造販売しているロクハンさんがe-トレイン コントローラの名称で販売しています。私の知る限りDesktopStationさんはPCでコントロールできる機器をそろえているようですが、ロクハンさんはThrottleの代わりにスマホを使う仕組みは持っているようですがPCとのインターフェースは無いようです。HPは次の通りです

DesktopStation Desktop Stationについて

ロクハン    ロクハン (rokuhan.com)

NMRAはNMRAが認めた製造事業者にManufacturer ID code を発行しています。HPに掲載されている最新(Revised: 6 March 2021)の情報ではCountryがJPで登録されているIDが7社掲載されています。KATO(40)、DesktopStation(140)、永末システム事務所(103)、NAGODEN(108)、Nucky(156)等が登録されています。(内)がIDです。DecoderではCV#8にIDが登録されています。ロクハンは見つかりませんでしたが、ほかの名前で登録されているかもしれません。

 

ソフトウエアはドイツのFreiwald Software社のTrainContlloler Ver.9を使っています。Windowsで使えるソフトウエアで私が知っているのはTrainContllolerとDesktopStationがありますが、ソフトウエアを市販しているのはTrainContllolerだけで、DesktopStationは無料で利用できるとありますが、使ったことが無いので評価はできません。

TrainContllolerを使ってみての印象は、これまでにTrainContlloler自身の問題でHang-upしたことはありませんが、Digitraxが提供しているUSBドライバーがおかしくなって再インストールしたことが複数回あります。状況としては、TrainContlloler起動時にレイアウトのDataを吸い上げるときにHang-upします。調べてみるとUSBドライバーに問題があり再インストールで解消しています。