レイアウトの検討(1) 使用レール
新しいホビールーム用にどのようなレイアウトにするか、検討しています。
所有している車両は全てHOゲージですが、このHOゲージの呼称そのものにもいろいろな課題があるようです。問題を単純にすると、レールの軌間と縮尺(スケール)の問題に帰結します。
元々実物の鉄道は英国発祥ですから、長さの単位もメートル法では無くヤード・ポンド法がベースになっています。いわゆる標準軌は4フィート8.5インチ(1,435mm)、我が国の狭軌は3フィート6インチ(1,067mm)になっています。何故このような規格になったかはいろいろな資料にありますのでそちらを参照して下さい。
一方、鉄道模型もヨーロッパが発祥のため、元々はヤード・ポンド法がベースになっています、現在では欧州はNEM規格でメートル法が、米国はNMRA規格でヤード・ポンド法で決められています。HOゲージはNMRA Stabdard S-3.2 で0.651インチと記載されています。1インチ=25.4mmとすると、16.5354mmとなりますが欧州や日本では16.5mmとしています。
問題は縮尺です。欧米の標準軌とHOゲージの縮尺は、16.5/1435ですから1/86.99となり一般的に1/87と表せます。ところが我が国の狭軌とHOゲージの縮尺は、16.5/1067ですから1/64.67となりますが、HOゲージの縮尺は1/80としています。ここに多くの疑問が生じる理由があると思います。
鉄道模型メーカーのIMONさんが1/80はHOではありません、とHPに書かれているのはこのことを表しており、1/80スケールであれば軌間は13mmとしています。
とは言っても、ほとんどの鉄道模型メーカーは16.5mmゲージ、1/80スケールで作っておられるので、16.5mmゲージをHOゲージとして認識されていると思います。模型のスケール感を重視するなら1/80スケールであれば13mmゲージとすべきなのでしょう。我が国のHOゲージは、実物と比べると”がに股”になっていると理解しています。
さて本題のレールをどうするかですが、固定レイアウトであればPECO等で発売されているフレキシブルレールがレイアウトの自由度が大きく適していると思いますが、分岐器(ポイント)の種類は他社よりありますが限られます。
私はこれまでに買い求めたレールがKATOのユニトラックで、DCC化のため6番分岐器(ポイント)にデコーダを内蔵してきたため、ユニトラックベースで作成することにしました。多分問題となってくるのは、外国製の鉄橋等を使用する場合、どのように接続するかになると思っていますが、KATOのユニトラックのコードは公式に発表されていませんが83相当と聞いており、PECOのコード83と組み合わせればなんとかなると考えています。
というわけで、使用レールはKATOのユニトラックをベースにすることにしました。
画像1 所有しているKATO のポイントP867です。全てDCC化しています
画像2 DCC化したポイントの裏面 番号はポイントのNo.でDCCで指定するポイント番号です